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December 17, 2004

絵本の世界と育児文化の創造 その2

なぜ絵本を読むのか?
それは絵本が心の栄養だからです。
体に食事という栄養が必要なように、心にも栄養が必要です。
心にはどんな栄養が必要かというと
        〈心の3大栄養素〉
・直接体験を豊かにするためにー自然とのふれあい
                   ーひととのふれあい
・間接体験を豊かにするためにー絵本とのふれあい
 
     〈絵本のすばらしさの8か条〉
(1)親と子のふれあい(満足感、信頼感、感情豊かに)
(2)コトバの発達(正しい、美しい日本語、コトバのひびき、リズム)
(3)絵を楽しむ(形、色彩、暖かさ、明るさ、芸術性)
(4)知識の拡大(追体験、好奇心を満たす、心の冒険)
(5)自立(基本的生活習慣、社会生活のルール、モラルが身につく)
(6)心の解放(大人からの抑圧、ストレス解消)
(7)子どもの心の成長が見える(好きな本の変化から)
(8)子育てのあり方、ヒントが学べる(すぐれた絵本には子育ての示唆が)

私はこの中でとりわけ(6)心の解放と(7)子どものこころの成長がみえる
に注目しています。
まず、(7)子どものこころの成長がみえるの話から
こどもの中で起こっている成長って意外と表から見ているとわかりにくいんですよね。
ある時期に突然反抗的になったり、陽気になってたり、とりつかれたように本を読んでるっていう時期も
あったりします。心は成長してるけど表には全然みえてなくてしばらくたってから「あっ」って思うことも
しばしばです。
こどもは言語では自分の全てをまだまだ表現できません。
それに、あえて尋ねないほうがいいデリケートな時期もあるでしょうし。
そういう時(そういう時だけじゃなくてもちろん普段もですが)絵本をとおして子どもの思うところの一端に
触れることがあります。興味の向いてる本、本を読むペース、聞いてるときの様子。
下の娘は今年の春頃に「ラチとライオン」が大好きでした。
ちょうど一緒に幼稚園に通っていた姉が卒園してしまい、頼る人がいなくなって初めて自力でお友達と関係をつくっていく時期だったんです。
ライオンをポケットにしのばせて、いたずらっこに立ち向かっていくラチに自分を重ねてたのかもしれないなーなんて思ってます。

それから(6)心の解放の話
うちの子ども達はこの夏に転校を経験しました。転校直後は親しい友人もなくて大変だったと思います。でも彼女は本を読むことで、楽しんだり、冒険したり、感心したりすることで心の中に寂しい、つらいっていう以外の気持ちを持つことができたのではないかと思っています。
新しいところで人間関係を築くには時間が必要です。その時間に耐えられるかどうか。
絵本を読んで心を解放することは、その時間を耐える手助けをしてくれたのではないかと思っています。


 

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