« 表現のワークショップ(2) | Main | ナルニア国物語 »

April 06, 2006

表現のワークショップーラストー

ここのところずーっと
ズーニーさんのワークショップのことを
書いてきましたが、ご本人も
ほぼ日刊イトイ新聞の「大人の小論文教室。」の中で
触れられていらっしゃいました。

原文はコチラ
Lesson294 「理解が降る」

  紀伊國屋ホール、満席のお客さんから、
 それはそれはたくさんの、
 降るほどの、拍手がわきおこった。
 拍手は、鳴りやまない。
 あとからあとから、
 さんざめくように、降る。
 彼女のもとに、おしみなく、降り、続けた。
 降り、注いだ。

最後に数人が壇上にあがってスピーチ(自己紹介)
したのですが、その中の一人のときの話です。
この方の自己紹介の時、私の横に座ってる男性も
一緒に泣いてました。
「へー前からみたらそんな感じだったんだー。」
私はどちらかというと客席の後ろの方にいたので
「降る」って感じはちょっと体験できませんでしたが
自分のした拍手もこの中の一つだったというのは
誇らしい感じがします。

ズーニーさんの感想を読みながら、
彼女の感動は伝わるんだけど、
同じ場に居合わせたはずなのに
私の中でその感情はリアルではなく、
「そう、そうだったのよー!!!」ってならないんです。
なんでだろう?
わたしはひねくれてるのかしら?
ワークショップが終わってから
「いいワークショップだった」と思いながら
どこか引っかかる感じが残ってたんだけど
それと同じ感じかなー。

このワークショップ、
最初は初対面の人と1対1で30分ずつインタビューをして
そのあとその人も含めた8人組で自己紹介をしあい
最後にその8人組のなかで「一番思いが伝わった」と
支持された人が順番にステージで自己紹介をする
という風にだんだん人の輪を広げていく感じなのですが
私には、1対1でインタビューをしているときが
一番リアルでした。(当たり前だけど・・・)
その時の相手の言葉をしっかり受け取ろうとした感じ、
必死に自分も言葉を探す感じ。
「ほんとはこっちはいいたくないんだけど」と
思いながらも、今日はあえてそれを言葉に出してみようと
思い、その時自分にえいってかけ声をかけた感じ。
終わった後、スポーツをしたあとみたいに
さわやかな疲れを感じた感じ。
その時感じていた気持ちや心の動きは
今でも思い返すことができて自分の中にしっかりあります。

ステージでの自己紹介を聞いてるときには
感動はしました。素敵だったと思います。
映画や舞台をみて「よかったね」っていう感じとにてる。
ちょっと遠い。場所的にも精神的にも。
たくさん拍手をしながら、でも
ちょっとさめている感じすらしていました。

正直いって、
私は、この日、人の話を聞いて感動してる
余裕なんてありませんでした。
自分の感情がインタビューを受けながら
目覚めてうねっていくような感じがしました。
せっかく起こしてもらった感情を
今のうちにしっかり味わいたい!
だからお願いわたしをそっとしておいて!
ほんとは、インタビューが終わった後
ありがとうっていって帰ってしまいたかった。
一人になって考えたかった。
それでも、なんとか自己紹介はしました。
自分は何を言ったかよく覚えてないし、
人がなにをいってたかもあまり覚えてないです。
そのあと、
「グループの中でだれのが一番思いが伝わったか
せーので指差して・・・」って指示が出た時、
私は心の中で「もうだめだ」とおもって
いつもの静かな心に戻しました。
「今日はあなたはわがままでいい」
「相手のためではなく自分のために」と
冒頭でズーニーさんは繰り返されてました。
私は、安心して今日は自分にわがままでいようと
思ってました。
私にとってわがままでいるってことは
チャレンジなんです。
この日の私は自分にいっぱいいっぱい。
人の話はあまりきけてない。
せいぜい、インタビューの相手とズーニーさんに
耳を傾けてるのがせいぜい。
この一番の人を選ぶって指示をきいて
ちゃんと人の話をきいていないと
いけなかったんだー。
人に伝えておかないといけなかったんだーと
現実に引き戻される感じがしました。
あとになって冷静になって考えたら
「それでも伝わるものは伝わる」って
ことをズーニーさんは
見せたかったのかもしれないって思えます。
だけど、このときは正直「裏切られた」って
気持ちを感じました。ごめんなさい。
私のわがままで自分を押し通したい気持ちは
ズーニーさんが用意してくれた場に
おさまりきれませんでした。

閉会したあと、私は会場で感想を
書いていたのですが、
一緒に自己紹介した人の中で
まだ話足りなくて去りがたい人が
いました。
ワークをする中でその人の心は開いたんだと
いうことが感じられました。
この日の私にはそれを祝福する余裕がなく
きづかないふりをしてしまったことを
申し訳なかったなーと思ってます。
私もまだまだ修行がたりません。

やっと、書けた。
ずーっとうまく言葉にできなくてもんもんと
してたんです。
この前に二つワークショップのこと書きましたが、
これを書くために少し遠くから
攻めてみようと思って一から書いてたんだけど
結局全部を書く前に書けちゃいましたね。
やっぱりズーニーさんの言葉は
人を揺り動かす力があるんだと
改めて思いました。

最後になりましたが、
この日私が一番感動したのは
会の最初にズーニーさんの本の
編集の人が挨拶をしたのですが、
その方の挨拶です。
緊張して声は震えちゃってるし
もう口を動かすのがやっとという感じだけど
彼女がズーニーさんの考えを
心から理解し、その成功を喜び、
これからもがんばろうとしてることが
空気を伝わってくるようでした。








|

« 表現のワークショップ(2) | Main | ナルニア国物語 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67533/9456704

Listed below are links to weblogs that reference 表現のワークショップーラストー:

« 表現のワークショップ(2) | Main | ナルニア国物語 »